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2007年3月12日 (月)

忘れ去られる物たち

三浦半島(三浦市)から内房(南房総市)まで、東京湾に沿って歩いてみて驚いた事がある。戦争の爪あとが60年以上経った今でも、私達のすぐ近くに沢山残っている事。そして、その遺跡の事を、そこに住んでいる人達でさえも、よく知らないという事実。

海沿いの岩場や高台に素彫りの不自然な洞窟やコンクリートの廃墟が沢山ある。

「舟艇格納庫」と呼ばれる特攻船を隠して置く為の巨大なトンネル。狙撃用洞窟陣地と呼ばれるモグラの巣のような洞穴。これらは、野菜の貯蔵や、ゴミ置き場として今も活用されているので、言われてみないとそれとは全く気づかない。

剣崎の砲台跡にいたっては、その造形の美しさ、朽ち果てた感じ、ロケーションのよさで、見る者を圧倒する。(写真は無いのかって?・・・猫撮の時はどうしても他の物を撮れないんで・・・今度撮ってきます。スイマセン)

そして、人々に忘れ去られた物が点在する所には、猫の棲家有り・・・

三浦半島の某所の防空壕や戦闘機を隠したと見られる巨大なシェルターが、今では十数匹の猫シェルターになっていた。少し寒いかも知れないけど、人間が完全に立ち入れない最高の棲家に違いないと思った。

Img_1542

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コメント

昭和30年代生まれの私たちは、確かに「戦争を知らない子供たち」ですが、自分の親から戦争体験を聞いた人も少なくないでしょうし、考えれば自分の生まれる十数年前までこの地が戦場だった訳ですから、戦争の恐ろしさを感じることのできる世代と言えるのではないでしょうか。
こうした想いが現代の若者に伝わるのか判りませんが、人間が忘れ去ろうとしている「歴史の傷跡」が猫を守り、猫を通じて我々にその存在を伝えようとしているのかも知れませんね。

投稿: kazemachidori | 2007年3月13日 (火) 23時44分

そうですね。
猫写真を撮るようになって、遠くに行かなくても身近に自分の知らない世界が沢山ある事を知りました。そして、いろんな事を考えさせられました。

投稿: Hoshino | 2007年3月14日 (水) 01時04分

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