« 雨後 | トップページ | どんぐり »

2007年10月 4日 (木)

物語は、終わらない

2007年9月7日、キヤノンギャラリー仙台での展示を終えた「湾岸ねこ」の写真たち。

大きな木箱に納められ、東京へと戻る。

役目を終え、我が家のクローゼットの中で静かな眠りにつく。

やがて、忘却の彼方へ、、、

Img_0437

、、、いいえ。物語は終わりませんでした。

木箱の中の写真達は東京を素通りして、仙台から遥か沖縄の地へと旅立って行きました。

場所は、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターです。昨年沖縄県の新たな医療拠点として開院した総合病院です。 場所は、首里城の近く南風原町です。

院内ギャラリーにて11月4~11月23日(9:00~17:00)の期間展示されます。

展示後、50枚の写真は病院に寄贈する事にしました。展示後も、何枚かはロビーなどで掲示して頂けるそうです。

此処に至るまでの経緯については、また後日お伝えいたします。

結局、あの写真達は、我が家に一度も来てませんが、最善の結末を迎える事が出来ました。

院長先生、関係者の皆様、感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。

「沖縄まで、アートが来ないんです。県民の皆さんに少しでも多くの芸術にふれてほしい」 「命の現場にいる人にこそ、Hoshinoさんの写真にふれて欲しい」と言って誘致して頂きました古堅さん、ありがとう。

***詳細は追ってご案内いたしますので、本件での病院へのお問い合わせはご遠慮下さい。商業施設ではありませんので、また緊急を扱う場所ですので、ご配慮の程、宜しく御願いいたします。***

|

« 雨後 | トップページ | どんぐり »

コメント

そうなんですか。

ことの経緯経過はわかりませんが
遠い街の子ども達が、この猫たちを見て
何かを感じてくれたら…。

また写真の素晴らしさ、楽しさなども
知ってくれたらとても素敵なことだと思います。

私も子どもの頃に見たもので
今も心に残っているものは
自分の人生・生活に大きな影響を与えたと思いますから。

沖縄の猫たちにも会ってみたいなぁ~。
Hoshinoさん、近いうちに病院の訪問も兼ねて
沖縄猫の写真、いかがですか?

投稿: 猫姫 | 2007年10月 4日 (木) 10時33分

私も少年時代に本屋で見た写真集や、たくさんの動物達と共に暮した経験が、その後の人生にものすごく影響してると感じてます。

沖縄の猫ですか~。

凝り性の私ですから、はまったら、多分内地には戻れないでしょうね。ヤバイヤバイ。って訳じゃないんですけど、残念ながら仕事が多忙で行けないんです。 残念、、、

投稿: Hoshino | 2007年10月 4日 (木) 19時52分

こんばんわ。ところでHoshinoさんの作品、広島上空を飛んで沖縄に行くんですね。きっと患者さんたちもWANGAN NEKO達に勇気づけられると思います!! 沖縄は今年2月に行きました(社員旅行で)夜、にぎやかな国際通りの裏手で野良達を撮影出来ました。けっこう居ました。Hoshinoさんが行かれても絶対はまってしまいますよ(笑)

投稿: Taka | 2007年10月 4日 (木) 20時19分

Takaさま、こんばんは。
上空を飛んで行きました。
機会があれば、是非広島でも展示したいです。

私のかかり付けの病院にも1枚展示して有ります。自分の写真に見られながら点滴を受けるのは不思議な感じがしますョ。

実は私、46都道府県は制覇してるんですけど、なんと沖縄県だけは未踏なんです、、、
46番目に行った北海道にハマって相当通いました。47番目の沖縄、、、キケン過ぎます。

投稿: Hoshino | 2007年10月 4日 (木) 21時04分

おぉ...!なんて素敵な結末なんでしょう。
記事を拝見して、何故だか鳥肌が立ってしまいました。
「湾岸のねこたち」が、クローゼットの中で
眠りにつくなんて勿体無いことです。
沖縄のきれいな空のもと、「湾岸のねこたち」を前に
無垢な子供たちの瞳がきらきら輝くのが
今から目に見えるようです。
本当によかったです。
そして、寄贈されるとのこと。
と、いうことは、いつの日かそちらへ訪れると
幾枚かの彼らに逢えるということですね?

投稿: sana | 2007年10月 4日 (木) 22時53分

sanaさま、こんにちは。

そうなんですよ。
キヤノンギャラリー銀座の展示だって(プロでも一生涯出来ない方だって沢山いるし)相当嬉しかったけど、今回の沖縄も、それに匹敵するほど嬉しいです。

なんと言っても、全てが商売抜き。展示の場所も商業施設ではないし、私は沖縄に行く事が出来ないのに、全ての事を請け負ってくれる人がいる。もちろんその人には何の利益も無い。
全てが「偶然みてくれる誰かのの為に」だけ廻ってるんです。

病院に用事のある人に、、、「何か」を、そして「生きるチカラ」を感じてもらえたら嬉しいです。
その後は、バラバラに何処かの片隅に飾られるんでしょうし、私の名前なんか誰も知る事は無いでしょう。でも、それさえも嬉しい。何故か素直にそう思えます。

沖縄に見に行けなくても、2年以内に必ず東京で写真展を開催する事、此処にお約束します。猫の写真でも、ささやかな社会貢献が出来るんだと、沖縄の人たちに教えられ、勇気をもらいましたから!

投稿: Hoshino | 2007年10月 5日 (金) 13時57分

こんばんわ。そうですか猫達は、沖縄に旅立って行ったのですか。自分の撮影した作品が、どこかで誰かの役にたっている…。これは、とてつもなく嬉しいことですよね。Hoshinoさん程に誰かの心を癒したワケでは無いとは思っていますが、雪猫も勿論無償ですが、ご利用頂けてお役にたった経験が少し有り、それは鳥肌の立つような嬉しさでした。

本当は旅立った今年の猫達に、もう一度逢いたくて仙台を予定していたのですが、東北を襲った台風と日程が重なってしまい、電車が動かず断念…すごくショックで凹でした。ですから今度をとても楽しみにしています。ゆっくり待っていますので、その間Hoshinoに、猫達との素敵な出会いが有るようにお祈りします^^

投稿: 雪猫 | 2007年10月 5日 (金) 22時46分

雪猫さま、こんばんは。

あの星野道夫さんだって、たった1枚の写真にインスピレーションを受け写真家になった。
何処かで私の写真を偶然見た少年が、将来気骨のある写真家になるかもしれない。そんな事考えるだけでワクワクしますよね。例え私の名前なんか知らなくても、誰かの記憶に映像が一生残る。写真って本当に素晴らしいと思います。

正直、もうキヤノンギャラリーは無理だと自分でもわかってます。この半年、アマチュアの展示は数える程ですし、「猫以外のHoshinoさんの写真がみたい」って担当の人もおっしゃってましたし。

でも、雪猫さんはじめ、いつまでも「東京湾岸のねこたち」を思ってくれてる人が沢山いらっしゃる事を知り、「別の方法でもいいからやるべきだ」って思うようになりました。有料のギャラリーでも、無料のイベントスペースでもいいじゃないかと。

もちろん、2009年のキヤノンの審査には出したいと思ってます。(2年間は再応募出来ないんです)やはり「銀座」のキヤノンとニコンは最高峰ですから、、、

ダメでも絶対「東京湾の島ねこたち(仮称)」何らかの形で絶対やりますから。

投稿: Hoshino | 2007年10月 6日 (土) 00時42分

そうなんです。営利目的ではないからこそ、いい結末だったと思いました。最善の方向に、誘致して下さる方々がいらっしゃったことは、本当によかったと思います。また、商売抜きで社会貢献ができて、そしてなによりも自分の手を遥か離れたところで、偶然に観た誰かしらの心を捉えているかもしれないということは、作り手として、この上ない幸せなことですよね。
それが、ひとりの少年であっても、おばあさんであっても。
私も性格上、営利第一というのがどうも苦手です。
利益や自分の名などどうでもいいんですよね。
唯、思いを込めて撮った作品が、ひとつだけでも、一人だけでも、誰かの記憶に残ってくれたら、こんな嬉しいことはないと思っています。
それから、「別の方法でもいいからやるべきだ」と思うようになって頂いて嬉しく思います。最高峰のギャラリーで開催されることも勿論いいのですが、主要都市だけでの開催では、私のように地方都市に住んでいると、家庭や仕事があったりすると、行きたくてもなかなか観に行けないのが現状なんです。今回の沖縄のように、「芸術に触れる機会がない」と嘆いている皆様は全国にたくさんいらっしゃると思います。これからも、なんらかの形で、Hoshinoワールドが幅広く、何処かしらで出逢えることを切望しておりますのでよろしくお願い致します(笑)

投稿: sana | 2007年10月 6日 (土) 12時32分

こんな事をいつも言ってるから、益々疎まれちゃうんだろうな(苦笑)

もちろんこのジャンルで生活なさってる方を否定するつもりは無いんですよ。お仕事ですからネ。一応念の為に言っておきますネ。(汗、、、)

(ちなみに、蛇足ですが岩合さんを「猫プロカメラマン」って誤解してる人が多いんですが、氏は「猫が大好きなプロの動物写真家」です。だから視野が広く、上手いんですョ。猫写は趣味と猫びよりのお付き合いみたいなもの。ライフワークってとこですかネ。)

スポンサーでも付かないと地方巡回は難しいんですよネ。何しろ私は普通(じゃ無いってみんなに言われますが)の会社員なんで、お金の問題よりも身動きがとれない。どうせ散財するだけの展示なんだったら、いっそ共同型出版(自費出版に毛が生えたような版元と費用折半の出版)で皆様に原価で買ってもらうってのもアリかな、、、なんて事も少し考えてます。

『読者受けする写真が撮れたらすぐ特集します』って言ってくれた出版社もあったんですが、、、残念ながら、私には絶対無理な要求ですよね。第一、そんな私の写真なんか皆さんも見たく無いでしょうし。

もちろん展示と写真集両方ってのが良いんでしょうが、お金が、、、

今日から、年内は土曜出勤します。 
今日の東京は絶好の猫写日和です、トホホ、、、。 

展示に向けて、稼がないと!!!

あっ、年俸制だった。我が社は、、、


*注*
共同型出版に興味のある方は、下記の「asahi.com」の記事をご参考に、趣旨を理解の上ご検討下さいね。この方法をオススメする訳ではありませんので悪しからず。私の場合は、Amazon等で購入して頂けるISBNコードが欲しいだけなんで。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200707040328.html

あっ、またこういう事書いちゃうからダメなんだよな~。

投稿: Hoshino | 2007年10月 6日 (土) 14時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 雨後 | トップページ | どんぐり »